開発コンテナーが起動できない

問題

開発コンテナーの起動ができない。 コマンドパレットにてRebuild and Reopen in Containersを選択しても、環境が選べず起動できない。

  1. コマンドパレットにて開発コンテナーでの起動を指示しても

    コマンドパレットでRebuild and Reopen in container
  2. 環境の確認が表示されず、どこに環境を作るかの確認が出てしまう

    環境名の確認が出ないで、どこにつくるかが出てしまう

原因

開発コンテナーは、開いているディレクトリ直下に .devcontainer ディレクトリが存在するときのみ機能する。 ところが、授業(科目)のフォルダー置場直下を開いてしまっている場合には、そのフォルダー直下に .devcontainer ディレクトリが存在していない状況となる。 このため、設定が検出できず、設定を作成するための確認(作成場所の確認)が出てしまう。

たとえば、下図のように科目のフォルダー置場を開くような状況を想定してみる。

Webアプリケーション開発用フォルダーを直接開いてしまった場合

この場合、.devcontainer ディレクトリが直下にない(02-html-css-densuke/.devcontainer等で存在する)ため、環境が読み出せない状況となる。

対策

現在行っている項目のフォルダーのみを開いた状態にすればよい。 例えば11-db-crud-XXXXXXXX(末尾はユーザー名)フォルダーを利用するのであれば、このフォルダーのみを開けばよい。

  1. ファイル‣フォルダーを開くを選択する

  2. 対象ディレクトリ(今回の例であれば 11-db-crud-XXXXXXXX)を選択する

    該当フォルダーを開いた状態(`.devcontainer`が直下に出ている)

この状態で、コマンドパレットからRebuild and Reopen in Containersを選択すれば、開発コンテナーが起動する。

開発コンテナーの選択画面

補足事項

各フォルダーを個別に開かないため、長く使うとどのフォルダーを最近使っていたかなどがわからなくなることがある。 こういうときは 最近開いた項目(Open Recents)... を使えばよい。

「最近開いた項目」の選択画面

この画面では、検索フィルタが機能しているため、一部の文字を入れることで絞り込みも可能となっている。