歴史的背景

現代のネットワークに行き着くためには、先人達の苦悩の跡がいろいろあったりします。

スタンドアロン型からネットワーク利用型への進化

  • 初期のコンピューター → 現代への遷移

* タイムシェアリング(TSS)
    * 1台のコンピューターを複数人で利用する
    * ケーブルを使って端末(キーボード+画面)をつなぐ
    * 命令を各端末から非同期で入力できる

出力も当然非同期となる

* コンピューター間通信
    * コンピューター同士を繋いでデータのやり取りをする
    * それぞれの性能や機能が異なる
    * それぞれのコンピューターの特性を活かして利用する
* ネットワークの登場
    * 各コンピューターの性能がそれなりに向上する
    * 一人一台の運用も可能になってくる
    * 各コンピューターをネットワーク的に接続する
    * 部屋や階を跨いだり、建物を跨ぐ通信へと進化
    * 電話回線などを用いた遠距離通信も可能に
* インターネット
    * 1990年代中頃から一般に普及し始める
    * 各種サービスの一般開放 (メール、WWW(World Wide Web)、その他)
* 通信媒体の進化とコスト
    * 当初は電話回線(従量課金)
    * 携帯電話の登場で無線通信も可能に
    * 光ファイバーの登場で通信速度が飛躍的に向上
    * モバイル回線が段階的に割安になってくる

現在だとおおむね定額制

おまけ: ネットワークの規模と呼び名

  • LAN(Local Area Network)

    • 限られた範囲のネットワーク

    • 例えば、同じ建物内のネットワーク

    • イーサネットやWi-Fiなど

  • WAN(Wide Area Network)

    • 広域ネットワーク

    • 4Gとか5Gとかはおおまかにここ

  • PAN(Personal Area Network)

    • 個人のデバイス間でのネットワーク

    • Bluetoothなど